TFTとEFTのタッピングについて
私のブログではパニック障害や鬱などの症状に薬に頼らないで対処できる方法をご紹介してますが、今日はお金もかからず1人で出来る「タッピング」という手法をご紹介しようと思います。
タッピングにはTFT(Thought Field Therapy 思考場療法)とEFT(Emotional Freedom Technique 感情開放テクニック)があります。
どちらも問題点を思い浮かべその時の感情を感じながら特定のツボをトントンと指先で叩いていくことで解消したい問題を取り除くというものです。
TFTは症状や悩みごとに決まったアルゴリズム(手順・レシピ)があり、不安や緊張、恐怖、ストレス、トラウマ、パニック発作、鬱などのアルゴリズムがあります。
出版されている書籍にはこれらの症状や悩みごとのアルゴリズムが紹介されてますが、パニック障害用だけでも書籍によっては数種類出てますので、TFTに興味がある方は1度、「日本TFT協会」のホームページをご覧下さい。
TFTの詳しい説明やストレスケアのアルゴリズムなどが動画つきで紹介されています。
EFTはTFTが元になって出来たもので叩くツボはほとんど同じですが、問題となる状況を思い浮かべ、今の状況がどうでそれをどうしたいのかを言葉に出しながら指で体の決まったツボをトントン刺激していくというものです。
私はTFTとEFTを状況などによって使い分けてますが、普段はほとんどEFTで対処してますので、今回はEFTのやり方をご紹介したいと思います。
【EFTのやり方】
① まず解決したい問題を1つ思い浮かべる。
そしてその感情が0~10段階のどのくらいあるのか数値をメモしておく。
(私は息苦しさなど緊急時にやったりするので数値のメモはしてません。)
② 今の状況をどうしたいのか、「空手チョップポイント」(小指の下。チョップする部分)を叩きながら3回言う。(これを「セットアップ」と言います)。
「問題点+感情+だけれども私は私を愛し受け入れます」
「○○の問題点を感じているけど、そんな自分自身を深く受け入れます」
など【今の状況+受け入れる】が基本です。
今の状況+感情に自分で納得の出来るプラスのフレーズを終わりに入れてセットアップフレーズを作ってください。
【私が使っているセットアップフレーズの例】
「呼吸が浅くて苦しくて気が変になりそうで怖いけどすぐに落ち着くそんな自分を信じます」
「苦しくてまともに息が出来なくなりそうで怖いけどタッピングをすることですぐに楽になることを信じます」
(セットアップフレーズは、どこがどんな風にどれくらい感じているのか具体的な文章を入れ、まずはそんな自分を認めてあげようとか、受け入れてあげようとかにすると効果が出やすいようです。)
③ ネガティブフレーズを言葉に出しながら以下のツボを順番に叩いていく。
(繰り返し言うフレーズのことを「リマインダーフレーズ」といいます。)
【ツボの場所と順番】
頭上…頭の真上
眉がしら…まゆのつけ根
目尻… 目の横のくぼんだ場所。こめかみ辺り。
目の下…目の下の骨の部分。ほお骨の高いところ。
鼻の下…鼻と上唇の間。
唇の下…下あごの中央。
鎖骨下…鎖骨の下のくぼんだ場所。
わきの下…男性は乳首の横。女性はブラジャーのライン。
これらのツボを
【頭上→眉がしら→目尻→目の下→鼻の下→唇の下→鎖骨下→わきの下】
の順番でネガティブフレーズを言いながらツボを叩きます。
(私は3周くらいやってます。)
【私が使っているネガティブフレーズの例】
「あー苦しい。息がまともに吸えない感じがする。呼吸が乱れて苦しい。息が浅くなっていて息がしにくい感じがして苦しい。呼吸に意識が行きすぎて気がおかしくなりそうで怖い。」
など、自分が思い付くままに今感じている事を言葉に出しながらタッピングします。
※言葉に出すことで発作などのフラッシュバックを起こさないように注意して下さい。
④ 今度はポジティブなフレーズを言いながら同じようにツボを順番に叩く。
(私は気がすむまでしつこくやってますがこちらも3周くらいでいいかも?。)
【私が使っているポジティブフレーズの例】
「だんだん呼吸が深くゆっくりになっていく。だんだん楽になる。息苦しさが頭が離れてどんどん楽になっていく。自然な呼吸になっていく。呼吸が楽になっていく。どんどん自然でゆったりとした呼吸になっていく。どんどん普通の呼吸に戻っていく。タッピングすることでこの息苦しさを手放そう。そして呼吸が深くゆっくりとなって楽になることを信じます。」
など自分で納得の行くポジティブな言葉を言いながらタッピングすると効果的です。
これを繰り返して最後に数値を計り、最初に比べて数値が0か0に近くなってれば終わりです。
そして
⑤ 最後にゆっくりと深呼吸をして水分補給をして下さい。
タッピングはエネルギーワークですので、必ず最後に水を飲むようにして下さいね。
ちなみにEFTは不安、恐怖、痛み、怒り、悲しみ、緊張などなんでも使えます。
私は空腹で我慢出来ないとか、お風呂に入るのが不安とか、お腹が張って苦しいとか、とにかく何か問題が出てきたらすぐにタッピングをして乗り切ってます。
タッピングをするとすごくスッキリとして楽になるんですよね。
あと今回ご紹介した手順はベーシックバージョンですが、緊張などの緊急時には腕の内側と外側をタッピングするスピードタッピングや、もっと手順が多いロングバージョンもあります。
YouTubeで「タッピング」や「EFT」で検索すれば、手順の説明やセットアップフレーズ、リマインダーフレーズ(ネガティブフレーズとポジティブフレーズ)などの作り方のコツなどを説明した動画が沢山ありますので、ツボの場所やフレーズ作りに迷ったら検索してみて下さいね☆。
私が初めて買ったタッピングの本です。
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タッピング入門 シンプルになった〈TFT & EFT〉 [ ロベルタ・テムズ ] |
TFTについての詳しい説明やTFTのアルゴリズムが沢山載ってます。
パニック障害用のアルゴリズムも沢山載ってますので試してみる価値はあるかもしれません。
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TFT〈思考場〉療法入門 タッピングで不安、うつ、恐怖症を取り除く [ ロジャー・J.キャラハン ] |
上記の本を日本人向けにブラッシュアップしたような内容です。
コンパクトでだいぶ薄くなってます。
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ツボ打ちTFT療法 [ 森川綾女 ] |
一般に公開されているTFTのシンプルアルゴリズムのうちの3つを組み合わせ、日本人のメンタリティーにあった、一般の皆さんが使いやすいこころのトゲ抜きに最適な形にしたアルゴリズムが載ってます。
また効果が感じられなかった場合の対処法についてもQ&Aで載ってますのでTFTの初心者向けかもしれません。
TFT本の中では私の1番の愛読書です。
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不安も緊張も指先でたたくだけで消える [ 村川なおり ] |
EFT本です。
ベーシッレシピ中心ですが、ショートカットバージョンやロングバージョン(ベーシックレシピの完全版)まで掲載されてます。
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1分間ですべての悩みを解放する! 公式EFTマニュアル [ ゲアリー・クレイグ ] |